シェアハウス講演会@神戸市役所
先日、神戸市の住宅政策・建築にかかわる職員の方々にフロッグハウスが講師としてシェアハウスに関するお話をさせていただきました。
「シェアハウスが一般に広まったのは最近の話でして、実はもっと前からそのようなものはありました。」と、シェアハウスの歴史から入り、現代のシェアハウス事情を日本シェアハウス連盟のデータを交えながら進めました。
その中で、フロッグハウスの取り組みについても紹介させていただきましたが、今回のお話のメインはやはり寄宿舎問題でしょうか。
9.6ショックといわれる「シェアハウスは寄宿舎とみなす」という国交相の通達は、脱法ハウスを取り締まる意味では一定の効果をあげたと思いますが、無理な設計でなく既存の間取りを活かした安全に配慮したシェアハウスまでも規制のネットにかかっています。
じゃあ用途変更しましよう!となるところかもしれませんが、各規定に則った改修を行うと収益面で採算が取れなくなるので事業者は手を出せずにいるというのが現状でしょう、
ここを突破できるかが今後のカギという点を、役所の皆さんと共有できたことで半歩進んだかなという印象です。
ただネガティブな話ばかりではありません。
現在の寄宿舎用途を見直す動きが省庁内であるとのことなので、空室対策として期待されるシェアハウスの今後が楽しみなところです。
今回の講演会では、フロッグハウスとしての思いを伝えられたので大変ありがたい機会となりました。