リノベーションGP 2021にエントリーしました!

明石の大久保 大窪団地リノベーションでエントリー。

物件の目玉は施主さんがスクラップ寸前のところを譲り受けた往年の名車「ビートル」でした。

廃車寸前のビートルを団地の部屋の中央に据え置きたいというご相談でした。

ご自身もビートルを乗られていまして、「捨てるなら新居で使うから頂戴!」というような軽いノリが始まりだったそうです。

まずは、管理組合・管理会社でにて規約を確認。

車工場でエンジンなどの余計なパーツを省き、耐荷重などの問題もクリア。

(最終的にはピアノとかよりも全然軽く、大人二人で余裕で持てるくらいでした)

団地住民がビックリしないように事前に許可を申請しました。

窓から入る様に「椎名林檎PV式カット」。

(アラフォーにしか解らないかもしれなくてスイマセン。縦に真っ二つです。)

レッカーで吊り下げて搬入。

ちなみに、団地の3Fです。下から見上げる住民さん、職人さんともに口が半開きで半笑い。

僕的には、この「車の搬入の瞬間」が一番ツボでした。

色んな人と相談して、ネゴして、交渉して、検討して・・

団地に車が飲み込まれていく。

ビタッとハマったこの瞬間!

そして関わる皆が「半笑い」。

団地のおじいさんは「よっぽど車が好きなんやなぁ〜」っと妙な感心されていました。

「最初はベッドとして使用したい」という相談でしたが、今は多目的に使用されてるそうです。中には電源なども仕込んでいるので籠もる事も可能。ボンネットの中も空っぽなので収納としても使ってるそうです。

当初図面には「カーベット」と記載していたので、職人さんは「カーペット」かと思って現場に来たら車が置いてあるのでビックリしていました(笑。

施主さんの遊び心にフロッグハウスが飛び乗った今回の案件ですが、結果的に究極のアップサイクルとなりました。

【ビフォー写真】

団地は大量に生産した画一的な住居でしたが・・

第2、第3世代によって新しく自由に楽しめる「箱」にもなりつつあります。

今回はその象徴的な案件でした!

キッチン部分は、ほぼ施主さんがDIYで作っていますので、是非エントリーしたサイトの方も覗いて見て下さい!

リノベーショングランプリ 2021 【1000万円未満の部】

エントリー先リンク

https://www.renovation.or.jp/app/oftheyear/2021/1193

P.S

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