シェアハウスと疎開
29日はたこやきキャンプのミーティングに参加してきました。
このキャンプは今年の夏に、明石公園の福島の子どもと親子を招いて行った二週間のキャンプです。
母体となる組織もお金もなく、本当に市民の手弁当で集まって急ごしらえでやったのですが、多くの支援を得て無事終えることが出来ました。
今後はどの様な体制で活動を継続するか?
とにかく来年もやる事だけは決定しました
続いて30日も同じようなキャンプを行った関西の団体が集まって長田で会合を行いました。
同時期に関西でキャンプを行った多種多様な団体が参加した会合となりましたが、その中に福島から参加の「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の避難・疎開・保養担当の吉野さんという方と、シェアハウスと疎開のマッチングの可能性についてお話をする機会を持てました。
シェアハウスは敷金や礼金などのコストがかからず、家具や電気製品も備え付けられており、身軽に入居出来るという特性があります。
また現在の福島では避難出来る人は既に避難しており、今残っている人は『何らかの事情があり避難出来ない人』が多いそうです。
生活の基盤を福島に残しながら、一時疎開・子どもだけのホームステイ疎開・ローテーション疎開等をシェアハウスが受け入れできないか?
また空家や空き部屋を利用してそういった方達を受け入れ出来ないか?
円高・原発事故の影響で外国人旅行者の激減に苦しむ関西のゲストハウスで受け入れ出来ないか?
そうした思いは以前からあったのですが、実際の現地のニーズとしてお話が聞けたのは今回が初めてで、大変貴重な時間となりました。
もちろん事業ベースとして成り立つか?
受け入れの体制、特にソフト面での課題も多くあります。
キャンプを行った他の団体もここが一番大変だったという意見が多勢だったし
今日、今ここでやります!とは宣言できないですが、シェアハウスとして何か被災地と共に出来る事があるかもしれないっと感じた一日でした。